素来 聡子 フルートリサイタル
来たる9月21日(金)19時開演、青葉台フィリアホールにてリサイタルを開催します。
ひとりでも多くの方に聴いていただきたくご案内申し上げます。
当日使用するフルートは、フランス製の「クロード・リーヴ」という楽器です。
おそらく世界中でもこの楽器を日頃から愛用しているフルーティストは非常に少ないのでは・・・。
1877年〜1895年までパリの工房で作られていた銘器で、1900年のパリ祭に出品した、という記録はあるのですが、もうその時には新たな楽器は作られていなかったことになります。
初代で終わってしまったようで何より現存する数が少ない。
しかし、ひょんなことからボロボロの状態かつケース無しで私のところにやって来ました。
楽器の話はともかく、私の大好きなピアニスト、マリア・ジョアン・ピリスがあるインタビューでこのように答えてます。
「最近の楽器は性能が良くなって大きなホールで大きな音が鳴るように作られている。
そのためか、楽器と演奏家が分離している。
楽器を演奏することは、歌を歌っているのと同じことだ。
昔は楽器とともに対話しながら音を作っていた。
音楽と芸術に敬意を払い、色のある音を演奏家は常に探究しなければならない。」
さて、どうなりますことやら分かりませんが、私も常に思っていることです。
前日までのお申し込みで前売り券扱い(¥3,500)になります。
皆様のご来場をお待ち申し上げております。